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留学記「大学院をミシガンで」

7月 < 2002年8月 > 9月


  • 2002−8−1(木)の夕方
     おー、もう8月だ…。
     今朝は、フットボールのチケットを買いに行ってきた。10月にある、対ミネソタ大学と対ウィスコンシン大学の2試合分。
     去年はシーズンチケットを買って、3人の同僚と行ってたのだが、今年は誰もシーズンチケットは買わないことになった。というのは、去年行ってたメンバーのうち2人は大学を去ってしまい(1人は卒業、1人は中退)、僕は9月中はコンプのために行けないだろうから、半分も試合を逃すのなら、ということでシーズンチケットは買わないことにした。開幕から5試合もホームゲームが続く異常スケジュールのせい。そしたら、もう1人も、「1人でいくのもナンだから」ということでシーズンチケットは諦めたが、僕と2人でミネソタとウィスコンシンの2試合だけ行くことにした。
     しかし、一試合38ドルとは、高いものだなぁ。。。例えば家族4人で行って、飲み物や食べ物を買って駐車料金を払ってたら、2万円近くになってしまう。それでも、7万2千人収容の巨大スタジアムがいつも満員になるんだから、アメリカ人って本当にフットボールが好きなんだねぇ。

  • 2002−8−2(金)の朝
     今日はこれから、一泊二日の小旅行へ。僅か1時間ちょいの距離だから、小旅行ってほどでもないけど。アナーバー市のミシガン大学へ。僕が過去2年参加したICPSRサマープログラムに参加中の友達に会ったり、そこに来てる先生に質問したりと。
     明日の帰りは遅くなるので、次回更新はたぶん日曜になります。

  • 2002−8−4(日)の昼前
     久しぶりのアナーバー、やはり楽しかった。悔しいけど、街としてはここ(イーストランシング)よりもアナーバーの方が好きと認めざるをえない。Zingerman'sのサンドイッチはいつ食っても絶品だし、安くて旨い店もいい感じの飲み屋もたくさんあるし。
     酔っぱらって、こんな写真を撮ってしまった。

    ここ↑はDominick'sという有名な飲み屋で、ミシガン大の学生が周りにはたくさんいるはずなのに、僕は酔っぱらって、「Michigan State!!! Go Spartans!!! Michigan sucks!!!」とか絶叫してしまって、殺気立った視線をたくさん浴びた。

  • 2002−8−5(月)の昼前
     前に何度か書いた『秘境西域八年の潜行』という本、実はまだチビチビ読み続けている。もう一ヶ月以上かかってる?寝る前に日本語の本をちょっと読むのを密かな楽しみにしてるんだけど、それでも、遅くに疲れて帰ってきた日はもちろん読まないでそのまま寝るし、そんなわけで、なかなか進まない。
     でもその本はもうすぐ終わりのとこまで来てて、最終章のインド・ネパール篇は、僕が7年前に訪れた場所もたくさんでてきて、とても面白い。この著者の記録は僕が行ったよりも50年ほど前のことなので、同じ場所でも全く様子が違ってて、興味深い。当時は徒歩か馬でないと通行できなかったという峠も、今では舗装道路になって車が余裕で走ってるわけで。その反面、当時と今と同じこともある。シーク教の総本山であるゴールデンテンプルには僕もこの著者も行って、寺で振るまわれる質素な食事にありついてるわけだが、そのメニューが当時と今とほぼ同じであることには何ともいえない感慨があった。50年もメニューが変わってないんだ…。
     何十年も前に書かれた本だけに、昔っぽい言葉遣いもこの本にはたくさん出てくるのだが、その中で最も不可解だったのが、「薩摩の守」という言葉。この著者はインドで鉄道のただ乗りを繰り返して放浪してるのだが、そのときに、「ここでもまた薩摩の守を決めこんだ」というような表現がたくさん出てくる。それのわけが知りたくて、インターネットを検索したら、平家物語に出てくる「薩摩の守・忠度(ただのり)」という武将の名にひっかけて、無賃乗車(タダノリ)のことをそういうのだそうだ。これは面白い。「キセル」の語源とか、昔の日本語にはユーモアのある言葉が多いなぁ。

  • 2002−8−6(火)の夜
     今日は涼しい日だった。Tシャツ一枚で自転車に乗ったら寒いほど。
     比較政治と方法論の2科目で受験するコンプであるが、今までずっと方法論のほうばかりやってて、比較政治は後回しにしていた。実際に落第の危険性が高いのは明らかに方法論であるが、でも比較政治のほうもこのまま勉強しなかったらやはり落ちてしまう。今日は、比較政治の過去問をチェックして、どう準備すべきかを考えた。う〜ん、こっちにもけっこう時間がかかりそうだなぁ…。まずい…。
     でも、「まずい」とかなんとか考えてる暇があったらとにかく勉強すべきだ。いま何をすべきかを常に突き詰めていれば、恐怖を感じてる暇すらないんだ(六田登著のマンガ『F<エフ>』に出てくるセリフ)。

  • 2002−8−7(水)の夜
     ミシガン州では昨日、11月の各種選挙の予備選挙が行われた。連邦議会の上下両院、州議会の上下両院、州知事、その他いろいろな地方公選職が11月に改選されるが、民主・共和両党がこの段階で党の候補者を一本化するのである。ちなみに、各州で同様に予備選が行われるが、時期はまちまちで、ミシガンは遅いほうらしい。
     特に注目されているのは、州知事選挙。ここでは4選が禁止されているため、3期12年務めたイングラー知事(共和党)は出馬できない。そのため、州知事を狙う人々には今回は大きなチャンスである。民主党からは3人、共和党からは2人が名乗りをあげていて、激しいレースを展開してきた。結果、民主党では州の司法長官であるGranholm氏(女性)、共和党では副知事のPosthumus氏が共に大差で当選した。この2人が今度は11月の本選挙を闘うことになる。
     Granholm氏はまだ43歳。女性候補が大政党の予備選を勝ち抜いて州知事選に進むのはミシガン州史上初めてのことらしい。UCバークレーで学部を卒業し、ハーバードのロースクールを出たというエリートコースを歩んできた人で、そのうえ美人である(写真はウェブサイトに→www.granholmforgov.com)。僕は見たことないけど、スピーチも上手で、政治家としての魅力に溢れた人らしい。
     で、世論調査によると、今のところ本選挙でも断然優位に立っている。全国の民主党政治家の中でもかなりの「期待の若手」と考えられているようだが、この人はもともとはカナダ出身だそうで、「生まれながらのアメリカ人」しか大統領になれないという憲法の規定が改正されない限り、大統領になることはできない。
     それにしても、推定投票率22%というのにも驚き。

  • 2002−8−8(木)の夜
     今日は、比較政治のコンプを受ける4人で集まって対策を話し合うはずだったのに、後輩のR君(ジャマイカ人)が、「友達を空港に送ってく約束してたのを思い出した」と言ってドタキャン。で、3人で話し合い。
     やっぱり、こっちもやらねばならないことは多そう。でも、過去問を見ると頻出問題がいくつかあって、しかも6問中3問選択して解答する方式なので、かなりの程度は事前に準備しておける。だから、幅広くとことん読みまくって備えるというやり方でなく、8〜10個くらいの予想問題について準備する感じでいく。そのおかげで、バーリントンムーアとかウォーラーステインとか、そういうのは読まないで済みそう。読みたくなかったし。いま読まなかったら一生読まない気がするけど、いいや。
     そのミーティングの後、一緒にそのコンプを受験する同期生のP君(ユダヤ系アメリカ人)と一緒に昼飯を食った。天気が最高に良かったので、サンドイッチを買って外で。P君は政治哲学専攻なのだが、今日はニーチェ哲学について熱く語ってくれた。「いいか、お前の国に昔、サムライがいただろう。彼らが持つような勇気とか強さとかを、ニーチェは高く評価してるんだ、分かるか」とか言われたって、分かるような、分からないような…。

  • 2002−8−10(土)の深夜
     う〜、どうもここ数日は勉強がはかどらない。ちょっとずつ進んではいるけど、予定にはほど遠い。
     自分の研究で論文を書いてるときには、文字通り寝食を忘れるくらいになったりもするんだけど、こういう試験勉強ってのにはどうにも燃えにくい。もちろん、こんな言い訳なんか言ってるヒマもないことは分かってるんだけど、事実の問題として、ここ数日はかなり低調になっている自分。うがー、どうすればいいんだ!

  • 2002−8−11(日)の夜
     あー、時系列分析は難しいったらありゃしない。cointegrationって、昔一度習ったはずなのに、スッキリ綺麗に忘れちゃってた。むきー。
     おなじみの(?)J先輩と、映画を観に行った。「たまの気晴らしに」ということで約束してたのだったが、バリバリと勉強した後だったら気晴らしもいいけど、低調の日が続いた後だから、なんかね。
     「XXX」というタイトルの映画。映画に疎い僕は、最初にこのタイトルを聞いたときはポルノ映画かと思った。J氏は大の映画通で、月に5回は映画館に行くというし、映画専門のケーブルテレビ局にも加入してて、更にレンタルビデオもよく借りるとか。DVDのコレクションもかなりあるらしい。
     映画は、いまいち話のスジがよく分からなかったけど、アクションはかなりよかった。

     そのあと、2人で夕飯。初めてHOOTERSに行った。こういう店→www.hooters.com。「目の保養」のことを英語では"eye candy"というそうだ。いい目の保養もしたし、食事の味もかなりよかった。こういう店は味はいまいちだろうという先入観があったが、全然そんなことなかった。親子連れの客もいたし、思ってたよりも全然健康的で健全な店だった。ふむ。

  • 2002−8−13(火)の夜
     自分のアホさ加減に腹が立つ。大学からの請求書(夏の間の寮費とか)をほったらかしにしていて、支払い期限を過ぎてしまったので罰金20ドルを取られてしまった。間抜け過ぎる、自分。20ドルあれば旨いステーキが食えたのに〜〜〜。(←食うことばかり)

  • 2002−8−15(木)の昼
     再来週、29日から9月1日まで3泊の予定で、ボストンに行ってくる。アメリカ政治学会の年次大会で、僕は何も発表はしないのだが(申し込んだけど落選した)、とりあえずどんなものだか見に行こうと。
     僕の所属する大学院では、発表する人には補助金がでるのだが(今回は$150だったかな?)、僕は今回は全く自腹で行かねばならない。そんなわけで、泊まるのはYMCAの一泊$45の部屋。シングルルームでこの値段は非常に嬉しい。
     で、飛行機。安いチケットが見つからなくて焦ってたのだが、思いきってPriceline.comを使ったら、すごく安く買えた。

     ご存知ない方のために、補足。Priceline.comとは、逆オークションとも言われていて、自分で「幾らなら買ってもいい」という値段を指定して、飛行機の時刻と航空会社は選べない代りに安いチケットを探してもらえるサービス。飛ぶ日程と、夜行便を避けるということは指定できる。ただし、先にクレジットカード番号を入力しておくので、こっちの指定価格以下の切符が見つかった場合はそれを拒否できずに、必ず買わねばならない。
     それと似てるのがHotwire.comで、そこでは最も安い値段を提示してくれて、それを見てから買うかどうか決められる。でも、時刻と航空会社はその段階では秘密にされてて、購入してからそれが明らかにされる。

     僕が飛ぶ週末は月曜が休日なので旅行の需要が高いらしく、Travelocity.comやExpedia.comなどで調べたら$350とかだった。それは高すぎ。その他いろいろ調べたけど、普通のやり方ではその価格が限界のようだった。
     最近外食し過ぎで懐がさみしくなってることもあり、なんとか安くしたかった。Hotwireでは$218が提示された。でも、朝6時出発とかだったら…、と躊躇してたけど、いよいよ思いきってPricelineを使うことにした。最初はダメモトで〜、と思って$180で試してみたら、一発でヒット。それならもっと安い値段を指定すればよかった。でも、時刻も全然マトモで、午後2時出発とかだし、$350に比べたら約半額だ!すげえ。
     ところで航空会社は、最近破産したばかりの(運行は継続中)US Airwaysだった。

  • 2002−8−16(金)の夜
     今夜は、もうすぐ去ってしまう先輩2人を送るお別れ夕食会。女性のM先輩はカンザス州の大学に就職、南アフリカ共和国出身のS先輩は国に帰って元の大学に復職する。M先輩は、僕と同じくよく深夜まで研究室に残ってる人だったので、自然に仲良かった。S先輩は、なぜか日本のことに詳しくて、「田中外相のことをどう思う?」とか「日韓関係の今後はどうなると思う?」とかいろいろ訊かれて議論したことがあった。南アというのは暖かい国だと思ってたんだけど、彼の故郷の街はミシガンよりも雪が多いんだと聞いてビックリしたことがあった。
     今日の夕食会の席で、面白い出来事が。ある先輩が2人に、メッセージを書いたカードを渡したんだけど、そのカードの印刷されてる面には、漢字で「功」という字が大きく書いてあって、その下に英語で"SUCCESS"とあった(アメリカでは漢字が流行ってるっぽい)。僕と、韓国人のW君がそれを見て、"SUCCESS"とはちょっと意味が違うんじゃないかなぁ、と言ったら、じゃあどういう意味かと訊かれて、僕らは答えに窮した。そういえばどういう意味の字なのか分からない。W君が、「うまく言えないけど、"努力"とかそういう意味じゃないかな」と。僕はそれもちょっと違うんじゃないかと思ったが、とにかくそれを聞いた2人は、「やっと卒業したと思ったのに、まだまだ"努力"かよ!」と言って、一同爆笑。
     でも、いま思うと"SUCCESS"が一番合ってるような気もするな…。
     あー、それにしても、親しい人がどんどん去っていって、寂しい限り。

  • 2002−8−18(日)の午前中
     MSUでは、おとといで夏季授業が終わり、あと一週間で秋学期が始まる。これからの一週間は、新入生へのオリエンテーションや、夏の授業を取ってなかった学生達がキャンパスに戻ってくる時期。
     寮で僕の隣の部屋に住んでた人も、数日前に出て行ったようだ。他の寮に移ったのかな?僕の住んでる寮では、洗面台・トイレ・シャワーの施設が二部屋で共同になっているんだけど、今まで住んでた隣の人が洗面台を使った後は、なぜか床がビシャビシャに濡れてて、非常に嫌だった。全然顔も見たことなかったんだけど、もし秋学期も彼が続けて隣に住むようなら、ちゃんと話し合わなきゃなー、とか思ってたので、ホッと一安心。さて、今度はどんな人が隣に入ってくるんだろう?僕は同じ部屋に丸3年住んでいるんだけど、隣人は7人くらい入れ替わった。

  • 2002−8−20(火)の朝
     比較政治のコンプを受ける4人で分担してやってる作業の〆切が今日。これから4人で集まって、成果を分け合う予定。昨夜はこれがなかなか終わらなくて、久しぶりに研究室に午前1時までいた。うあ〜、眠い。眠い。

  • 2002−8−21(水)の夜
     今日は朝から、友達の引越しの手伝い。名門R大学の大学院生で、一年間の客員研究員で来ていたJ君(イリノイのJ氏とは別人)が、任期を終えて帰ってゆくのである。彼とは年も一歳しか違わず(僕のほうが上)、研究室がすぐ近くで、去年の10月ごろからなぜか急に仲良くなって、よく一緒に食事に行ったり、下らないバカ話に花を咲かせたり、卓球して遊んだりしていた。一緒にバーにナンパに行って、結局2人とも全然声をかけれずに撤退したこともあった。あと、英語のスラングもいろいろ教えてもらった。
     アパートの荷物をレンタルトラックに積んで、そのトラックを運転して別の運輸業者の集積所に運び、そこで長距離トレーラーのコンテナに荷物を詰め替え、引越し先の近くまで運んでもらうという方法。なるほど、こういう方法もあるのか。レンタルトラックではるばる引越し先まで行くと、その運転自体も大変だし、あとで自分のクルマを取りにまた帰ってこなきゃいけない。この方法なら、荷物は運輸業者に運ばせ、自分は自分のクルマで目的地まで行ける。で、引越し業者に全部頼むよりも、コンテナへの荷入れまで自分でやるこの方法のほうがずっと安い。この方法は近年増えてきてるのだそうだ。J君が使ったのは、ABFという会社で、U-PACKというサービス(www.upack.com)。
     それにしても、J君が去ると、いよいよ寂しくなるな〜。

  • 2002−8−22(木)の夜
     来週から秋学期開始。教える方では、僕は再びPLS201(政治学研究方法論入門)のセクションを担当する。これで三学期連続。今日は、そのクラスのミーティングがあって、教授と4人のTA(ティーチング・アシスタント)が集まった。
     このクラスは、月曜に50分だけ大教室で教授が講義して、あとは週に2回・1時間20分ずつ、4つのセクションに分かれて僕らTAが教える。今学期の4人のTAのうち、僕以外の3人はみんな初めてこのクラスを教えるので、ミーティングで僕は自分の経験からいろいろ他の3人にアドバイスしたりした。教授も僕のことは気に入ってくれてるっぽい。
     ミーティングの後、TAのうちの韓国人の後輩2人(といってもずっと年上)がかなり不安がってたので、いろいろアドバイスした。彼らは実のところ英語があまりうまくなく、心配になるのも無理もない。でも、僕の経験からいうと、英語力は要素の一つに過ぎなくて、他のことでカバーできる可能性は十分にあると思う。先輩風を吹かせまくって(笑)、偉そうなことをいいまくった。「ゆっくりと大きな声で話せば、学生には通じるよ。あと、英語が上手くないからってオドオドした態度をとっちゃダメだ。自信満々でいろ。それから、話が単調にならないように、声の大きさとか表情とか身振り手振りとかで変化をつけろ。一ヶ所にずっと立ってないで、教室内を歩き回りながら話すようにしろ。で、歩きながら各学生とアイ・コンタクトを取るように心がけろ。云々…。」
     はっはっは、僕も出世したもんだね(笑)。でも、過去二回このクラスを教えてみて、かなり教えることに慣れてきたし、自信もついてきた。各学期末に学生からの授業評価があるんだけど、僕の評価では、「この教員は、教える授業の内容に関心をもっているようだったか」という項目が異常にいい。自由記入欄では、"Ko was very enthusiastic"とか、"Thank you for being so enthusiastic"とかいう感じに、「熱心な」という単語がめちゃくちゃ頻出する。これは自分の勲章だと思っている。

  • 2002−8−23(金)の深夜
     今日は、大学院の仲間の飲み会があった。政治学部の教授と院生全員にメールで連絡がまわってたのに、13人だったかしかこなかった。教授はゼロ。新入生歓迎も兼ねて、という感じだったのに、参加した新入生は僅か2人。
     最初は、「あまり飲まないようにして、夜は勉強しよう」とか思ってたんだけど、ある先輩が、前に僕が仕事を手伝ってあげたことのお礼として、僕の分をおごってくれると言うので、一気にタガが外れて飲みまくり。(というのは、会計は割り勘制じゃなくて、それぞれが自分で飲み食いした分を払う式なので。) そんなわけで、ヘロヘロに酔っ払った。
     しかし、こんなことで俺はコンプに受かるのだろうか…。

  • 2002−8−25(日)の昼前
     あー、ついに明日から新学期…。子供の頃の8月31日のような気分だ。時間を巻き戻させてくれ〜、って感じ。
     明日は早速、教える方のクラスがある。1回目だから諸連絡事項だけで終わるつもりだけど、初回だからこそ学生にいい印象を与えたい。ジョークの一つでも飛ばしたいものだな。。さて。

  • 2002−8−26(月)の夜
     新学期第一日。キャンパスは人で溢れ、3年前の僕がそうであったように、地図を持って歩いてる人も多い。大学という社会が面白いのは、絶えず人が入れ替わってるからだと思う。
     教えるほうのクラスの第1回。今学期の教室は自分の研究室から近いので便利だ。これまではキャンパスの端のほうの教室まで行かねばならなかった。教室が遠いというのは、マンモス大学ゆえの不便さである。母校の筑波大学も広かったが、ここは更にずっとデカい。
     名簿によると33人の学生が登録しているのだが、今日来たのは25人。まあ、こんなもんかなぁ。
     ちなみに、ハイテク化・ペーパーレス化の一貫として、うちの大学では教員に学生名簿は配られない。大学のウェブサイトから、パスワード認証によって自分の教えるクラスの学生リストにアクセスするのである。あと、学生達にも成績表は紙では配られない。すべてオンラインだ。
     今日のクラスは、連絡事項のみ。しかし、言おうと思ってたことをいくつか忘れて終わってしまった。慣れすぎて気が弛んだのかな?次回からはもっと気をつけよう。

  • 2002−8−27(火)の夜
     今学期、聴講しようかどうか迷ってるクラスがあって、今日はそれの第一回に出てみた。経済学部の大学院が開講している計量経済学のクラス。この先研究者として身を立てていくためには、やはり計量の高い技術を身につけておいたほうがいいと思うので。有名な教授が教えることもあり。
     しかし、難しかった。第一回からいきなり内容に入ったのだが、半分も理解できず、ひたすらノートを取るばかり。あと、教授はメモ類を見ないでスラスラと板書してゆく。式の展開とかが全て頭に入ってるんだ。ほえー。
     う〜ん、どうしよう。あまりにレベルが高いんだったら聴講しても時間の無駄になるかもしれないし、その分の時間に他の仕事を進めたほうがいいのかも…。
     まあ、明後日もう一度出てみて決めよう。

  • 2002−8−28(水)の夜
     教えてる方のクラス、第2回。今日は雑談やジョークで何回か学生達を笑わせた。先学期までは、授業内容から脱線しての雑談はほぼ全くしなかったんだけど、ちょっと考えを改めた。適度な脱線は、使い方次第では学生達の注目を引きつけたり退屈させないようにする効果を持つとも考えられる。「高い授業料を払ってるのだから無駄に時間を使うな」とか抗議されることを今までは心配してたんだけど、短時間なら誰も不満に思わないだろうと思うことにした。
     アメリカ政治学会(APSA)に出席するため、明日からボストンへ行ってくる。いま夜の10時過ぎだけど、荷物の準備はこれから…。

     次回更新は日曜か月曜になります。


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