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留学記「大学院をミシガンで」

2月 < 2004年3月 > 4月


  • 2004−3−1(月)の昼前
     投稿論文はようやく今日発送の運びになった。1月初めに某ジャーナルからリジェクトされてから、2ヶ月近くかかって改訂完了。けっこう時間かかったなー。構成を大幅に変更したこと(2つあった仮説の1つを削ったり、理論面での焦点もズラした)や、データ分析も新しい変数を加えたりしてやり直したことや、もう卒業してしまってここにいない共著者の先輩と、メールや電話で連絡しながらの改訂作業だったことを考えても、かなり長い作業になった。さて、今度はお願いだから掲載されてくれ…。でないとどこにも就職できなくなる…。

     あと、9月に行われるアメリカ政治学会(APSA)に送ってた発表プロポーザルがリジェクトされた。これでAPSAは3連敗。まったく同じ内容のプロポーザルが、中西部政治学会(来月中旬)には採用されたというのに、やはりAPSAは競争率高い。あ〜。

  • 2004−3−1(月)の深夜
     バスケのシーズンチケットを買い始めて3シーズン目。ホームゲームは1試合も欠かさず観戦に通ってきたが、明日のウィスコンシン戦が41試合目で、これが今シーズン最後のホームゲームになる。そして、これが41試合中で最重要の試合になる。

     この試合がどれほどの意味を持つか、その理由はもう数えきれない。

    ・これに勝てば、3年ぶりのBigTen優勝が決まる。
    ・テレビは全米生中継。
    ・今シーズンのホーム最終戦であり、試合前には4年生2人の功績を称えるセレモニーがある。
    ・過去2シーズン、うちが優勝を逃してる間にウィスコンシンは連覇している。
    ・ウィスコンシンには今シーズン既に敵地で破れている。その敗戦直後からうちの快進撃が始まった。
    ・おととしの1月、それまでホームゲーム53連勝(そのときの全国最長ホーム連勝記録)してたのが止まったのは、ウィスコンシン相手の惜敗だった。その試合で、当時1年生だったアンダーソンは終了8秒前に同点フリースローを外し、同じく当時1年生だったトーバートは終了直前の逆転シュートが時間切れと裁定された、苦い経験を持っている。その彼らが今は3年生でチームの中核となっている。その試合以来初めてのMSUホームでの対戦となる。
    ・ウィスコンシンには過去3連敗していて、ウィスコンシンのライアン監督は就任以来MSUに負けてない(でもその前はうちが8連勝。1999-2000シーズンには、1シーズンに4勝という珍記録も達成している)。
    ・去年の2月、ウィスコンシンに負けた試合で、試合終了数秒前に、もう勝敗が決定してMSUはファールするのも止めたのに、ウィスコンシンの選手(HarrisとTucker)がアリ・ウープをやった。それは「敗者を侮辱する行為」としてメディアの批判を浴びたし、MSUのイゾー監督は試合後に"I'll remember that"と言った(ウィスコンシンのライアン監督も、よくない行為だったと選手を叱ったらしい)。MSUファンの間でも、ウィスコンシンのチームは非常に評判が悪い。
    ・両監督同士も仲悪いらしい。

     僕にとっても、ホームゲームに通い始めてからこれが初めてのBigTen優勝のチャンスであるし、僕が初めて会場で見た敗戦は上記のウィスコンシン戦だった。僕が初めて試合に行ったそのシーズンは、今の3年生(ヒル・トーバート・アンダーソン)が1年生だった年で、チームは駒不足に非常に悩まされていた。それ以降、デイヴィス・エイガー・ブラウンなどの新戦力が加わり、当時の1年生が今はチームリーダーとなった。今シーズンの前半はBigTen外の強豪相手に6敗を喫して泥沼の経験をした。しかもケンタッキー戦では世界新記録7万8千人の大観衆の前での敗戦という屈辱も味わった。その試合後のイゾー監督の表情を僕は忘れられない。「今シーズンはもうダメ」と多くのファンも思ったその不振から這い上がって、スパルタンズは明日、悲願のBigTen王座奪回に挑む。これ以上のドラマが有り得ようか。

     (テレビはESPNで東部時間7時からです。日本時間では水曜の午前9時に試合開始。試合の途中経過と結果は例えばこのサイトでどうぞ)

  • 2004−3−2(火)の深夜
     延長戦にまでもつれた末、64−68で敗戦。
     試合開始前にすでに喉が嗄れはじめるほどに叫びまくって応援し、勝ってくれ勝ってくれと祈り続けていたのだが、結局は負けた。劇的なドラマの筋書きはあっても、結果は必ずしもついてこないものである。それがスポーツの現実であり、時にこんなに辛く痛く悲しい思いをしなきゃいけないけど、しかしそこが結局はスポーツの魅力だと言えるのかもしれない。

     今日は、3年生トリオがどうも不調で、その代わりに2年生デイヴィスが爆発的な大活躍をして、なんとか接戦にもちこんでいたのだが、終盤にそのデイヴィスが脚を痙攣させて退場。僕の席からわずか5mくらい先でトレーナーが必死のマッサージをしていたが、結局試合に戻ることはできず、インサイドをデイヴィス1人に依存するスパルタンズにとって、その穴はとてつもなく大きかった。
     あと、1年生のブラウンはエアーボール連発の絶不調だったが、なんと彼は昨夜10時に、高校時代の親友が射殺されたというニュースを聞いたのだという。若い彼は、そのショックと試合とを切り離すことができなかったのである。

     これで、12勝4敗でBigTen公式戦終了。イリノイ大学(現在3敗)が残り2試合のうちどちらかに負けたらうちも同点優勝になるわけだが、この敗戦のあとで選手たちはそれを欲しいだろうか?(イゾー監督は試合後の記者会見でイリノイに勝って欲しいと言ってた。)

     まだシーズンは終わったわけじゃない。来週末のBigTenトーナメント、さらにはNCAAトーナメントがこの先に控えている。今日のこの敗戦は、たぶん多くの選手にとってこれまでの競技人生で最も悔しいものになったと思うが、それを味わった若い選手たちが、トーナメントでどんなプレイを見せてくれるだろうか。

     これで今シーズンのホームゲームは終わりなので、僕の顔ペイントもお終い。

  • 2004−3−4(木)の夜
     なんだか今日は疲れて、身体がダルかった。午後、散髪に行ったのだが、髪を切ってもらってる間にウトウトしてた。
     投稿論文は送ってしまったので、また博士論文の仕事とRA(リサーチアシスタント)の仕事に集中している。博論の方は、今はひたすらデータのコーディング。各国の選挙結果を調べて、その中のいろんな情報をコンピューターに打ち込んで行く作業である。昨日はベルギーをやってたのだが、政党の名前が変わったり分裂したりとかが多すぎて、非常に根気の要る仕事だった。学会が近づいてきたので、なるべく早くコーディングを終わらせて分析に入らないと…。

  • 2004−3−5(金)の深夜
     今シーズンはアイスホッケーのチケットを買わなかったし、注意も払ってなかったのだが、同僚からチケットが一枚余ってるからと誘われて、今夜のミシガン大学戦を観戦に行った。
     天敵のミシガンが相手だし、ミシガンのファンもたくさん会場に来ていて、会場は非常に盛り上がった。しかも試合内容もかなり白熱。途中で2点差をつけられたところからうちが3連続得点して、4−3でリード。僕はもう狂乱の極みで、叫び過ぎて喉が嗄れそうになった。しかし、試合終了1分半前に同点ゴールを決められ、ガックリ。試合は延長でも決着がつかず、そのまま引き分けに終わった。
     これで、僅かに残っていたカンファレンス優勝の望みが完全に消えたのだそうだ。あー、なんか火曜のバスケに似た展開だ…。

     今日も博論のデータコーディング作業をやってたのだが、明日から4日間で一気に終わらせる計画を立てた。来週は春休みなのだが、今学期は授業を取ってもいないし教えてもいないので、別に休みという実感もない。ここでの春休みはこれで5回目だが、去年までの4回は、学期前半に後回しにしてた課題や仕事を片付けるためのとても嬉しい一週間だった。でも今年は別に普段と変わらない一週間になる予定。来月学会でシカゴに行くのだが、それまではずっとこの単調な生活が続くだろう。

  • 2004−3−6(土)の夜
     コーディング完了4日間作戦の1日目、なんとか今日のノルマはクリアした。夜のデューク対ノースカロライナの試合を観たかったのだが、1日目から計画破綻したら洒落にならないと思って頑張った。終わって急いで寮に帰って、最後の4分ほどだけ観た。大嫌いなデュークが勝ったので残念だったが、緊張感のある結末だったので観てて面白かった。

     昨日のホッケー会場で叫び過ぎたようで、まだ喉の調子がおかしい。昨夜寝るときは喉が痛かったし、ちょっとやり過ぎたようだ。周りの人がこっちを振り向くほどの大声を出していたので…。

  • 2004−3−7(日)の深夜
     4日間作戦の2日目、夜12時半まで研究室で作業して、今日もなんとかノルマを完了。といっても、途中でテキサスの水口くんと長電話したりしてたんだけど。政治学の話でもなんでもないアホ話に花を咲かせたわけだけど、非常にリフレッシュできた気がした。

     今日でBigTenバスケの公式戦が全て終了した。イリノイ大学がオハイオステートを1点差で振り切り、13勝3敗で優勝を決めた。うちとウィスコンシンは1ゲーム差で及ばなかった。今季不調のオハイオステートに僅か1点差の試合をしたイリノイは最後は冷や汗モノだっただろうが、もしイリノイが負けていたらうちも含めて3校同点優勝になっていた。それに水曜のパデュー戦でもイリノイは延長戦でなんとか勝っている。もちろん、火曜の試合でうちがウィスコンシンを破っていてもうちは優勝できてたわけで、なんとまあ、うちは本当にギリギリのところで3年ぶりの優勝を逃したというわけだ。
     今度は木曜に開幕のBigTenトーナメントだ。うちは金曜に、ノースウエスタンとペンステートとの勝者と対戦する。それに勝てば(勝つはず)、土曜の準決勝はたぶんウィスコンシンが相手。決勝に進めば(進んでくれると信じてる)、相手は順当に行けばイリノイになる。さあ、雪辱の時だ!

  • 2004−3−8(月)の深夜
     今日は午前中から買い物にでかけたけど、帰ってきてから研究室でまたコーディングの作業。複雑なケースがたくさん出てきて、苦戦しながらもなんとか今日の分を終わらせた。夜11時半に帰宅。
     コーディング4日間計画はここまで順調に進んできたが、最終日になる明日は昼間からビールを飲む約束が入ってるので、さて、どうなるか…。

  • 2004−3−10(水)の夜
     コーディング4日間作戦は昨日が最終日。昼からビールを飲みに行ったあと、研究室に戻ってちょっと昼寝して再び作業に取りかかった。しかし、複雑なケースがたくさん出てきたり、イスラエルには政党が数十個もあったりして、全然進まない。一番難しい部分が最終日に来てしまったらしい。
     深夜に突入して、疲労困憊になってきたが、「4日間計画と決めたからには今日で終わらせたい」「ウェブサイトに『計画完了』と書きたい」という気持ちで、リポビタンDを飲みながら作業続行。イスラエルの分が終わって、最後の国であるフランスに入ったが、こっちも複雑怪奇。結局、朝5時になって心身共に限界に達し、寮に帰る元気もなくそのまま研究室で寝袋に包まって就寝。
     で、午前10時頃に起きだして作業再開。午後2時過ぎに一応、今回の4日間作戦で計画した分は完了し、寮に帰ってきた。シャワーして、夕方まで昼寝。

     しかし、ここまでの作業で気付いたことは、そのままでは扱えない複雑なケースが実はかなり多いので、このまますぐにはデータ分析に移れないということ。ここ数日でかなり捗ったのは事実だけど、まだまだ先は長そうだ。あと1ヶ月ちょっとで学会だというのに…。

  • 2004−3−12(金)の夜
     BigTenトーナメントの緒戦、MSUスパルタンズはノースウエスタン大学と対戦、68−55で順当勝ちを収めた。明日の準決勝では「あの」ウィスコンシン大学と今季3度目の対戦になる。さあ、リベンジなるか。

  • 2004−3−13(土)の深夜
     ウィスコンシン大学に66−68で惜敗。最後の最後までもつれた試合は、最重要の局面でシュートを確実に決められるかどうかの差が勝敗を分けた。
     しかし、今日のうちの試合内容は今年のベスト5に入るものだったと思う。ウィスコンシンも非常にいい試合をしたし、それと互角に闘えたのだから、この先の全国トーナメントで自信になるだろう。前回の敗戦のときは、「デービスの脚が痙攣しなかったら…」「ヒルが後半最後のフリースローを1本でも決めててくれたら…」「ブラウンがまともな調子だったら…」などと色々な「もしも」を考えたくなる試合になったが、今日のような負け方をしたら実はそんなに悔しくないものだと分かった。全国トーナメントの組み合せは明日の夜発表される。

     その試合は夕方だったのだが、それから研究室へ行って、午前1時半まで仕事して帰ってきた。でも大して捗らなかった。もっと集中力をつけて、時間を無駄にしないようにしなきゃダメだ!ぐ〜。

  • 2004−3−15(月)の深夜
     春休み終了。まあある程度は生産的だったといえるだろうか。
     バスケの全国トーナメントの組み合わせが発表されて、MSUは1回戦はネバダ大学と当たることになった。それに勝てばたぶん次はゴンザガ大学。どっちも楽な相手ではもちろんないが、うちの実力を出せれば十分に勝てる相手だ。といっても、ちゃんと実力を出すということが今年はなかなかできてないわけだが。
     今日はちょっと久しぶりに水泳に行って、それから午前1時まで研究室でコーディングの作業をしていた。バスケのトーナメントが始まったら観戦に時間を取られてしまうので(観なきゃいいという考えは存在しない)、今は仕事を急いで進めるべき時期なり。

  • 2004−3−16(火)の午前中
     たまに趣向を変えて、クイズなど1つ。

     僕は、ノーベル賞受賞者1人とオリンピック金メダリスト1人と、握手したことがあります。さて誰と誰でしょう。

     正解者には記念品を進呈…、するかどうかはまだ決めてませんが、とりあえず掲示板にどうぞお書き込み下さい。

  • 2004−3−17(水)の朝
     正解発表です。
     オリンピック金メダリストは、バスケのマジック・ジョンソンです(92年バルセロナ大会)。そのときの様子はこちらに書いてあります(02年11月2日の項)
     ノーベル賞は、僕が筑波大にいた頃の学長、江崎玲於奈博士です(73年物理学賞)。ある年の学園祭で、最終日の巨大屋外ディスコに学長が登場し、学生たちはみんな「レオナ〜!」と叫んで大騒ぎになりました。大混乱の中で、学長は大学職員たちに囲まれてガードされてたのですが、僕はガードの隙間から手を差し入れてやって、見事握手に成功した次第です。またその数年後には、学長主催の外国人留学生歓迎レセプションの場で(僕はインド人の服を着て入り込んで、飛び入りの余興で「北国の春」をアカペラで熱唱した)、学長に話しかけて1分ほど会話を交わしました。

     両方の正解者はでませんでしたが、たくさんの解答ありがとうございました。 m(_ _)m

  • 2004−3−18(木)の朝
     1ヶ月後の今日が学会発表の日だ。なんとか今月中に終わらせるつもりだけど、さてどうなるか…。データ作業はまだ継続中。

     今日からいよいよ大学バスケの全国トーナメント開幕。今日と明日で1回戦の32試合が行われる。我がスパルタンズは今夜7:35(東部時間)からネバダ大学と対戦する。マトモな試合をすれば順当勝ちできるはずだ。他に今日の面白そうな試合は、例えばテキサステック対シャーロット(僕の予想はテキサステック)とか、アラバマ対サザンイリノイとか(僕の予想はアラバマ)。

  • 2004−3−19(金)の午前中
     我がスパルタンズは、なんと16点差をひっくりかえされて、まさかの逆転負けを喫した。大学院の同僚たちと集まって、ピザを食べてビールを飲みながら観戦してたのだが、途中までは楽勝ムードだったので、みんな雑談したりしてた。しかし、終盤に差が詰まってきて、会話が止まった。まったくシュートが入らなくなって、スルスルと逆転を許し、そのまま負けた。66−72。
     まさか1回戦敗退とは全く思ってなかったので、しばらく信じられなかった。これでシーズンが終了。いままで、シーズン序盤のスランプのときも、BigTen優勝を逃したときも、「うちのチームは3月のトーナメントで本領発揮するから」という期待があったのだが、それがなんと格下の相手に逆転負けを許して1回戦敗退。なんということだ。

  • 2004−3−19(金)の深夜
     昨日はバスケ観戦のせいでほとんど仕事にならなかったので、今日はバスケを我慢して午前中から深夜近くまでずっと研究室にいた。同僚たちと顔を合わせる度に昨日の試合がいかに酷かったか話し合うような1日。僕が熱狂的ファンであることはみんな知ってるので、「コー、大丈夫か?」と何人にも訊かれた。まあ、悔しいのは確かだが、前向きに考えれば、これから2回戦以降、我がチームの試合に振り回されずに研究に打ち込めるからその意味では良かったんだ、と言うべきなのかもしれない。バスケは1回戦負け、研究も進まず、となったら、今月はもう最悪だし。今年のトーナメントは、なるべく観戦する試合を少なくして、論文に思いっきり時間とエネルギーを費やすようにしよう。(たぶん♪)

  • 2004−3−21(日)の夜
     台湾では総統選挙が極端な接戦になったことで、破れた候補側が選挙の無効を訴えたりして、4年前のアメリカを思い出させる事態になってきている。
     大きな問題になっているのは、無効票が非常に多いことだという。[www.gio.gov.tw/elect2004/vote1.htm]←のサイトに載っていた公式の開票結果から計算したところ、投票総数の2.55%が無効になっている。前回の総統選では、[th.gio.gov.tw/p2000/p19.htm]によると、無効票は0.95%だった。確かにこれは大きな違いだ。
     前者のサイトに、地区別の開票結果が出ていたので、それをコピーしてちょっと計算したところ、無効票の率は地区ごとにかなり異なり、高いところでは4%近くになっている。
     「政府の陰謀」と考えた場合、すぐに思いつくのは、野党候補の強い地域で多くの無効票が出ているのでは、という仮説である。そこで、陳総統の得票率と無効票の割合を地区ごとに計算して、グラフにしてみた。


    横軸が現職の陳総統の得票率、縦軸が無効票率

     こうしてみると、両者の間に特に関係はなさそうである。あと、もっとも少ないところでも1.5%の無効票は出ているので(前回は全国平均が0.95%)、前回よりも無効票が増えたというのは全国的な傾向であって、特定の地域で起きたわけではなさそうだ。
     ついでに、人口の多い地域と人口の少ない地域で差があるかどうかを調べてみた。さっきのグラフの各点を、その地域の人口サイズに応じた大きさにしてみると、

     どうやら、人口の多い地域で、多くの無効票が出ているようだ。これは直感的な予想と合う。

     まあ、こんな適当なグラフで多くは言えないけど、少なくとも、「野党候補の強い地域で多くの無効票が出ている」ということはないらしい。さてこの先どうなることか興味深い。

  • 2004−3−23(火)の朝
     データのコーディング作業はまだ続いている。それぞれの国の詳しい事情を調べる必要があって、図書館と研究室の間を行ったり来たりする毎日。さっさと終わらせて実際の分析に移らないと、学会に間に合わない…。

     この夏はビザの更新をするために日本に帰るのだが、たぶん4月28日にここを発つことになりそう。その日はまだ学期終了前なのだが、授業を取ってもいないし教えてもいないので、学期末まで待つ必要はない。RAの仕事はあるけど、その担当教授からも了解をもらった。そのRAの仕事は、その教授との共著論文ということになりそうなので、どっちにしろ学期後も継続するわけで、だから学期末までここにいることに拘ることもない、ということで。

  • 2004−3−25(木)の朝
     昨日は朝早くから(といっても9時頃だけど)研究室に行って、「今日は生産的な1日にするぞ」と決意して、途中でダラダラすることも居眠りすることもなく、けっこう集中して作業に取り組めた。仕事も捗ったし、洗濯もしなきゃいけなかったので、昨夜は早めに帰ってきた(といっても9時頃)。洗濯しながらビール一本。日本語の小説を読んだりして寝た。こんなふうに集中して仕事できた日は気持ちがいい。「今日はダラダラしなくて、良い日だった」と思いながら床につく日を毎日続けたいものだ。

  • 2004−3−26(金)の深夜

     研究室についたときに、机の上がこんな乱雑になってると、朝っぱらからガクッとくる。今日の始まりがそれだった。これからはちょっと片付けてから帰るように気をつけよう。


     これが今日の朝食。コーヒーとパンとバナナ。朝食は、寮で食べる日と研究室に来てから食べる日がだいたい半々くらいである。研究室で食べるときは、大学新聞を読みながらというパターンが多い。


     で、これが今日の昼食。ハムとチーズを挟んだサンドイッチ、人参、カップラーメン、ヨーグルト、レモネード。普段はラーメンの代わりにインスタントのスープなのだが、今日はなんとなくラーメンが食べたくなった。人参は毎日食べるようにしている。特に人参が好きというわけではないが、一応栄養を考えて。研究室に冷蔵庫を持ち込んでいるので、この種の食品はいつも常備していて、昼食は週7日のうち6日くらいは研究室で食べる。


     忙しくなると消費量の増えるのが、この"Red Bull"。日本でいうとリポビタンDみたいなものだろうか。飲むとエネルギーが湧く感じがする。でも、クセにならないように、1日最高1本までに抑えるようにしている。
     さあ、学会が近づいてきた。まだデータのコーディング作業が続いている…。

  • 2004−3−28(日)の深夜
     今日は二日酔いで夕方まで頭が痛かった。というのは、昨夜、大学院の後輩D君が自宅アパートで開催した「ケグ・パーティー」でしこたま飲んだから。ケグ・パーティーとは、大きなビールの樽(keg)を買ってきてみんなでビールを飲みまくるパーティーである。パーティーを始める前に、僕のトラックを使ってD君と2人でケグを買いに行った。僕らが買ったのは、59リットルくらい入る、フルサイズといわれるケグ。重くて運ぶのが大変だった。
     そのパーティーには、政治学の大学院生に加えて、D君は学部生の友達も多いので、18〜19歳とかの若者もたくさん来た。うちの大学はパーティーの盛んな大学として有名なのだが、そういえば、学部生がたくさんいるパーティーに参加するのは僕はこれが初めてかもしれない。


    ↑ケグ・スタンドに挑戦する僕(なぜかアフロカツラをかぶっている)。ケグ・スタンドとはケグ・パーティーでよく行われる余興(ゲーム?)で、挑戦者が補助者に支えられてケグの上で逆立ちをして、その姿勢のままでビールの注ぎ口から直接ビールを飲み、何秒間飲み続けられるかを競うものである。けっこう速い勢いでビールが口に入ってくるので、ゴクリゴクリと急いで飲み込み続けねばならない。僕は13秒でダウンしたが(でも13秒に飲むビールはけっこうな量!)、ときには1分近く飲む人もいるそうだ。

     他にもいろいろな飲みゲームをしたりして、かなり酔っ払った。日本でやる「古今東西(山手線ゲーム)」と同じものはアメリカにもあり、それは"category"と呼ばれるようだ。あと、"rhyme"というゲームは、最初の人が言った単語と韻を踏む単語を順番に言ってって(save→cave→waveのように)、詰まった人が負けというルール。
     たまにこうやって若い飲み会をやるのも楽しいものだ。でも飲みゲームをやるとどうしても飲みすぎてしまうので二日酔いは避けられないが…。

  • 2004−3−31(水)の朝
     2週間くらい前に立てた予定では、今日までに学会発表論文を終わらせる予定だったのだが、やはり無理だった。実はまだコーディング作業が続いてる。やはり今年もギリギリになりそうだ。
     最近かなり暖かくなった。真冬用の分厚いコートから、薄いジャンパーに切り替えて、さらに自転車に乗ったりしてる。でも、まだもう1回くらいは寒さの戻りがある気がするなぁ…。


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