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留学記「大学院をミシガンで」

4月 < 2004年5月 > 6月


  • 2004−5−1(土)の午前中
     新潟の実家に帰ってきた。帰国直前にひいた風邪のため、飛行機の中ではひどい頭痛がしたが、スチュワーデスさんに頼んで薬をもらったのと、隣りの席が空いてたので、機内ではまあまあ休めた。
     ビザの申請書類は昨日発送してしまいたかったのだが、書類がどうしても1つ揃わず、連休明けに持ち越しになってしまった。
     今回は6月10日まで、けっこう長く日本に滞在するが、博士論文を進めないといけないので、忙しくなりそう。実際、ビザの件がなかったら今回は帰ってこなかっただろうし。帰りの荷物も、本や論文や資料がギッシリ入ってけっこう重かった。
     まあ、とりあえず風邪が治るまでは休養を第一にするべ。

  • 2004−5−3(月)の午前中
     今回は時差ボケは大したことない。でも、夜になるとセキが出て何度も目が覚めたりする。あー、早く風邪を治したい…。
     ずっと前に授業で読んだ、Gary Cox (1999) "The Empirical Content of Rational Choice Theory" JTP を読み返した。下線もメモも書いてなかったので、たぶん授業で読んだときは流し読みだったのだろう(笑)。いやー、それにしてもCox教授は本当に頭がいいと思う。複雑な内容を綺麗に明解に論じる技術にただ感嘆。さらに、「この人は本当にこの内容を知り尽くしてる」と読者に納得させる文章だと思った。こんな文章をかけるようになりたい。

  • 2004−5−5(水)の朝
     どうも夜中にセキが出て困る。意外に長引いてるなぁ…。来週は東京に滞在するので、それまでにはなんとか完全に治したい。

     イラクに拘束されてて脱出したアメリカ人が、「ハンバーガーとフライドポテトを食べたい」と言ったとか。数年前までの僕だったら「うわー、アメリカ人の味覚って分からねー」と思っただろうが、今ではその気持ちが非常に分かる。いや、ファーストフードのハンバーガーなんて全然食いたくないけど、ちゃんとしたハンバーガーは僕には確かに旨い。(ちなみに、MSU近辺で一番旨いハンバーガーはCrunchy'sのだと思う。)

  • 2004−5−6(木)の夜
     ビザ申請の書類は今日発送した。速達で送ったので、明日の午後には東京のアメリカ大使館に着くそうだ。さて、無事に発行されるかどうか…。再渡米の飛行機が6月10日なので、なんとかその前に…。

  • 2004−5−9(日)の夕方
     学会に2つ出席するため(火曜と次の土日)、明日から一週間ほど東京へ行ってくる。途中、木曜日あたりは母校の筑波大学にも遊びに行く。まだちょっとセキが出るのだが、体調は大丈夫だろうか…?

  • 2004−5−18(火)の朝
     一週間でかけてきて、また新潟の実家に帰着。非常に盛り沢山の一週間だった。学会に2つ参加して、研究発表も1回した。発表ではいろんな評価と意見をもらったけど、概ね好評だったと思う。
     日曜日の学会終了後には、筑波大時代からお世話になってる同志社大学の森助教授に東京駅で美味しい夕飯を御馳走になって、感激した。

     あと、木曜から金曜にかけて、筑波大に行ってきた。友達に自転車を借りてキャンパスを走ったら、あまりに懐かしくて涙がでそうだった。日本に帰る度に筑波には行ってるけど、自転車でキャンパスを巡ったのは久しぶりだった。しかし、周りで自転車に乗ってるのは僕より10歳とか年下なのかと思うと複雑な気持ちだった。

     それから、水曜日に初めて靖国神社に行ってきた。靖国についてはいろいろ政治的な論争があるが、とにかく1度自分で行ってみて考えようとずっと思ってた。巨大な鳥居にまずビックリ。神社の隣りにある博物館(入場料800円)には、涙無しでは見れないようなものがいくつかあった。いろいろ考えさせられたし、もっとこの問題について調べてみようと思った。とにかく行って良かったと思った。

     昨日は秋葉原をウロついて、新しいノートパソコンを買って帰ってきた。これまで使ってきたIBM ThinkPadはもう5年半も昔の品で、いろんな意味で限界が近くなってた。十分に元は取ったし、このへんで買い替え時かと。
     最初は、東芝のAX1を買おうと思ってたのだが、店頭で見たらディスプレイが他の機種より見劣りして、あとちょっとキーボードに不満があった。そのため、それから何時間も悩むことになった。結局買ったのは、SHARPのPC1-8CE。電気屋の店頭で触ってみて選んで、実際に買ったのは展示無しの安売り店。13万3千円。さあこれは何年持つか。

  • 2004−5−19(水)の夜
     新しく買ったパソコンとこれまで使ってきたパソコンを2台並べて、いろいろ設定をいじったりしている。でもダイヤルアップ環境なので、大きなプログラムをダウンロードするのは大変。そんなわけで、アメリカに戻るまでは古いパソコンをメインに使い続けることになりそう(今も古いモノを使って書いている)。
     Windows 98にかなり慣れてたので、Windows XPに戸惑うことが多い。新しい環境に慣れるべきなのか、それとも設定をいじって98っぽくして使うべきなのか悩んだり。98になかった機能のうち1つ気に入ったのは、ファイルを右クリックしたときに出てくる「プログラムから開く」のメニュー。これは前から欲しいと思ってた。
     そんなこんなで、博士論文の作業はあまり捗ってない…。

  • 2004−5−21(金)の昼
     論文の作業はあまり捗っておらず、まるで日本の食べ物を食いに帰国したような感じになってきている。気がつけば帰国してもう3週間…。
     だというのに、また出かけてきます。日曜か月曜に帰ってきます。

  • 2004−5−24(月)の夜
     非常に盛り沢山の週末だった。

     金曜の夜は、小中学校時代の友達と宴会。小学校時代のアホ話に、腹筋が痛くなるほど笑いまくった。小学校の同級生全員に声をかけて8月に同窓会をやろうという話になって、僕はそのときはアメリカにいるから出られないと言ってたのだが、酔った勢いで「もし100人集まったら同窓会に合わせて帰国する」と公約してしまった。さてどうなるか…。

     土・日は、筑波大学時代の友達と「イカダ作り」イベント。僕はもうすぐ30歳になるし、大学の友達の多くが今年30歳に到達ということで、記念に何か面白いことをやろうという趣旨で企画したもの。
     会場に決まったのは、一人が近くに住んでいるという理由で、千葉県・九十九里浜近くの一ノ宮川。近くの竹林の所有者から竹を伐採する許可をもらって、更にトラックまで貸してもらって、ホームセンターで購入したノコギリ3丁を持ってみんなで竹林に向かった。
    (赤いのが僕です)
     一同汗だくになりながら竹を切り出して、トラックに積んで川の近くに運んだ。ここで夜になったので1日目の仕事は終了。宴会して3時頃まで喋って寝た。
     日曜日は午前10時から作業再開。竹を並べて縄で縛ってゆく仕事で、縄をきつく縛らねばならないので、かなり体力を使った。だんだん握力がなくなっていった。ヘトヘトになった午後5時頃にイカダが完成。時間がなくなったので、旗を立てるのとかは省略して、とりあえず進水式。浮力の計算など全くしていなかったが、まず2人だけ乗ってみたらバッチリ浮いた。このときの感動は忘れられない。不安定なイカダの上で飛びあがって、叫びまくった。

     時間の都合もあり、海まで下るのは止めておいて、試乗ということでまず2人だけ乗って川を横断することにした。
    (川の水は実は綺麗じゃない)
     余った竹を櫂にして進み、無事に対岸に到着した。この小航海の爽快感は、言葉にならない。友達と一緒に2日間かけてイカダを作り上げた達成感に、これでスッキリと20代を終えられるという気持ちだ。

     僕は参加できないけど、来週はこのイカダで海まで2キロを下る予定(笑)。

  • 2004−5−28(金)の朝
     予想していたことではあるが、日本に帰ってきてから体重が4キロ増えた。いや、体重が増えるのは予想していたが、4キロというのはさすがに予想外の増え方かもしれない…。帰国してしばらくは風邪気味で運動もしていなかったしなぁ。。最近は毎日プールで水泳してるので、これからはそんなに増えないだろう(と信じたい!)。

     明日が30歳の誕生日である。大学院に入ったときは、「ちょうど5年で卒業すれば29歳11ヶ月で博士号取得だから、それを目指そう」と思ってたわけだが、その5年計画は破綻して、8月からは6年生になることになった。でもまあ、あとは博士論文が完成しさえすれば卒業なんだから、近くまで来たことは確かだ。
     でも、卒業(博士号取得)よりも、就職の方が難しいのかもしれない。3月にジャーナルに投稿した論文は今も審査中なのだが、それがまた却下されたら、相当にまずいことになる。僕は就職は日本とアメリカの両方で考えているのだが、どっちにしてもその論文が掲載されないと苦しい。
     まあ、そっちについては待つことしかできないので、待ってる間はいま自分にできること(博士論文)に全力で取り組むべきなんだろう。

  • 2004−5−30(日)の昼
     新潟県では、もうすぐ3期目を終える平山知事が、4選に出馬しない意向を固めたそうだ。現職が出ないとなれば、この秋の選挙は非常に盛り上がるだろう。しかも、これまでずっと相乗り選挙だったのが、今回は民主党が自民党と同じ候補は推さない姿勢だとのこと。さあ、これは面白い。
     まあ僕は普段は新潟に住んでないので、誰が知事になろうとあまり関係ないのだが、でも、「出身は新潟です」と言うのが恥ずかしくなるようなことが起きては困る。元外務大臣のあの女性とか。


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