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■■ アメリカ大学院受験情報 ■■

 このページは、筆者が1999年8月にアメリカの大学院(ミシガン州立大学大学院政治学PhDコース)に入学したときの受験体験をまとめたものです。私は大学院を受験するのもアメリカの学校を受験するのも初めての経験だったので、情報収集や手続きなど、知らないことだらけでした。このページの情報が、この先大学院留学をされる方、興味のある方に参考にしていただければ嬉しいです。(なお、ここに書いたことは1999年当時の情報なので、古くなっている部分もあると思いますからご注意ください)


   目次 (すべてこの1ページ内にあります)
    ・大学院?
    ・アメリカ大学院受験の概要
    ・資金をどうするか?
    ・情報を収集する!
    ・出願書類を請求する!
    ・TOEFL・GREを受験する!
    ・必要書類をそろえる!
    ・出願する!
    ・結果を待つ&行き先を選ぶ!


■大学院?■

 大学院にはいろいろなプログラムがありますが、大きく2つの種類に分けられます。「アカデミック系」「プロフェッショナル系」です。
 アカデミック系は、学術的な研究能力を身につけ、大学の教員になって研究・教育に従事する人を養成するためのプログラムです(または民間の研究所に就職する場合もあります)。それに対してプロフェッショナル系のプログラムでは、専門の知識や能力を必要とする職業につくための教育を受けます。医者になるためのメディカル・スクール、ビジネスマンのためのビジネス・スクールなどが典型的です。
 この両者の違いは決定的ですから、大学院進学を考える際の最初の選択ともいえるでしょう。
 アカデミック系のプログラムでは、教育内容も学術的になります。授業の課題として書く研究論文も、いいものができたら学会発表や学術雑誌への投稿につなげることが目的とされます。それに対して、プロフェッショナル系の課程では、教育はもっと実践的・応用的になります。
 例えば私が所属していたミシガン州立大学の政治学部では、「公共政策・行政学修士」「政治学博士」の2種類の大学院プログラムを開設していました(修士課程はその後廃止されましたが)。前者は、行政機関など、公共政策に関わる仕事に就く専門家を養成することが目的で、学生の中には働きながら夜間に大学院に通っている人も多くいます。また、大学院で授業を受ける一方で、インターンシップによって実務経験をつむことも広く行われています。一方、後者の博士課程は、私が所属していたプログラムですが、政治学者を養成することが目的とされています。普通は5年間ほどかけて博士号を取得し、大学に就職することになります。もちろん夜間で通うとかインターンシップをするなどはありません。すべてが学術研究一直線という感じです。
 つまりこの場合は、「修士の上に博士」という仕組みではなく、初めから全く異なった目的と内容を持つ修士課程と博士課程が別々にあるのです。博士課程には、私のように学部卒ですぐ入ってくる人もいますし、他の大学で修士号を取ってから入学する人もいます。学部卒と修士とが一緒に一年生から始めるのです。
 もちろんこれは私の所属していたプログラムでの話ですから、一般的にアメリカの大学院がこうだとは言えません。特に学問分野ごとにさまざまな形態があると思われます。
 私の知る限りでは、政治学や経済学の博士課程では、普通は一貫制カリキュラムが組まれているので、修士課程を卒業してから博士課程に進むのではなく、博士は博士として、普通は5年くらいを標準年限とした一貫制課程になっています。もちろん学部卒で入学することができますが、修士課程をどこかで終えてから入る人もいます。
 それと異なり、修士と博士が連続した課程になっている学問分野もあります(私の知人の話によると、コミュニケーション学や言語学はそうらしいです)。その場合、博士を目指す人はまず修士課程に入って、その後で博士課程へ進学するようになります。


■アメリカ大学院受験の概要■

 日本の大学院入試の多くが試験一発勝負であるのに対し、アメリカの大学院入試はほとんどの場合、書類審査で行われます。私が受けたなかには面接をするところもなく、アメリカに行かずに受けることができました。学部時代の成績や共通テストの結果、推薦状、エッセーなどを総合して合否が判定されます。

 私の考えでは、留学生は多くの大学院を受験するほうが得策です。というのは、それぞれの大学院が留学生をどの程度欲しがっているかがわからないため、合格可能性を予想することがアメリカ人の学生に比べてずっと困難だからです。留学生とアメリカ人はおそらく別の基準で評価されます。学部時代の成績にしても、日本の大学での成績がどのように評価されるかはわかりません。ですから、アメリカ人の受験生が「自分の成績ならばこの程度の大学院に入れるだろう」と予想できるほどには私たちは合格可能性を読めないのです。超一流の大学院に合格して、二流以下の学校に不合格にされることも十分ありえます。そういう理由で、私は13校も受験しました。実際、個別の試験がなく、エッセイなども使い回せるわけですから、受験料とある程度の労力を払うだけで受験校を増やせ、そのぶん選択の幅が広がるわけですから、高くない投資だと思います。

 アメリカの大学の年度は8月か9月から始まります。出願の締め切りは大学ごとに異なりますが、早いところで前年の年末、遅いところは4月くらい、普通は1月ころでした。また、1月の学期からの入学を認めるところもありましたが、普通は年度初めの入学に限っていました。ただしこれは政治学のPhDコースの場合ですから、他の分野・コースについてはわかりません。


■資金をどうするか?■

 大学院進学にはお金がかかりますし、留学するにももちろん多額の資金が要ります。しかし、やりかた次第では、アメリカの大学院に行くほうが、日本の大学院に行くよりも安上がりになることがあります。実際、私はそうやっています。

 これは、前述の「アカデミック系」と「プロフェッショナル系」の違いに関係します。プロフェッショナル系の課程では、そこを卒業することでより高い収入が約束されるわけですから、学生は高い授業料を大学に払うことが当然とされます。それに対し、アカデミック系の博士課程のプログラムでは、学生は金銭的にたいへんな優遇を受けます。というのは、優秀な研究者を輩出することは大学の利益になるため、大学がたくさん資金を注ぎ込んでくれるのです。有望な学生を入学させるために、大学側はさまざまな金銭的援助を用意してくれます。私が受験した中でも、入学者全員に一年目から全額授業料免除と高額の奨学金を給付するところがありました。もちろん、そういうところは倍率も高いわけですが。
 それほどでなくても、多くの大学院では、教員のアシスタント(TA=Teaching Assistant やRA=Research Assistant)をすると、授業料が免除になり、給料がもらえます。アメリカの博士課程学生の大多数がこれでやりくりしていると思います。ちゃんとしたデータを見たことはありませんが、自費で授業料や生活費を支払いながら博士課程をやっている人はアメリカではかなりの少数派でしょう。

 大学からの奨学金には、経済的に援助が必要な学生を対象にしたもの(need-based)と、成績がよくて見込みのある学生を対象にしたもの(merit-based)の2種類があります。私の調べた限り、外国人留学生に前者を与えるところはほとんどありません。ですから、安くあげるためには、好成績で入学して好成績を維持することが必要になります。奨学金や経済援助は、学校ごとにかなり異なりますので、調べてみるしかありません。

 私の場合は、TAをしているので、月給10万円くらいをもらい、授業料はほとんど免除、健康保険は学校持ち、という待遇です。さらに、奨学金(返さなくてもいいもの)を50万円ほどもらいました。

 所属する大学以外からの奨学金もいろいろあります。(私は国内の2つの奨学金財団に申し込みましたが、書類審査で落ちてしまいました。)(財)日本国際教育協会が出している「海外留学奨学金パンフレット」には、政府・自治体・外国政府・民間のさまざまな奨学金の情報が集められていて、たいへん有用です。そのパンフレットは、上記の日本国際教育協会のウェブサイトからPDF版をダウンロードできますし、日本国際教育協会の留学情報センター(京王井の頭線・駒場東大前西口下車・徒歩5分)に行けばもらえます。


■情報を収集する!■

 便利なもので、インターネットを使ってかなりの情報を得ることができます。ほとんどの大学がそのウェブサイトで、教授陣・カリキュラム・受験情報・奨学金制度などを公開しています。
 また、学会のウェブサイトで、その分野で大学院を持ってる学校のリストを作っているかもしれません。例えば政治学の場合、アメリカ政治学会(APSA)が、政治学で博士課程を持っている大学のリストを公開しています。
 いわゆるランキングは、日本のような入試難易度だけの順位でなく、カリキュラム・研究環境・社会からの評価・入試難易度などを独自に集計したランキングになっています。有名なものには、例えばUS NEWS & WORLD REPORT誌のランキングがあります。
 ランキングができるような一般的分野はいいですが、あまり一般的でない分野を専攻したい場合、「自分のやりたいことができる大学がどこにあるか分からない」という問題もあるでしょう。その場合は、自分の専門に関連した研究書や論文を探して、その著者の所属大学を探してみるという方法があります。


■出願書類を請求する!■

 出願は、WWWを使ったオンラインで行う場合と、郵便で送る場合があり、後者では出願に必要な書類を取り寄せねばなりません。これも、PDFファイルでダウンロードできたり、WWW上のフォームに住所などを書き込むと送ってくれたり、Eメールで請求できたりします。学校ごとに異なるので、それぞれのウェブページで調べる必要があります。一週間で届いたところもありましたが、なかなか送ってくれないところもありました。


■TOEFL・GREを受験する!■

 ETS(Educational Testing Center)という団体が各種の共通テストを実施しており、大学院受験にあたってはそのいくつかを受験する必要があります。TOEFL(Test of English as a Foreign Language)は、大学教育に必要な英語力があるかを判定するもので、アメリカの大学院を受験する人のほぼ全員が受けねばならないでしょう。GRE (General Record Examinations)は、日本の大学でいうセンター試験のようなもので、多くの大学院が受験を要求しています。また、経営・医学・法学などの分野では、GREの代わりにそれぞれの試験が必要になるようです。以下、TOEFLとGREのみについて書きます。どちらも、出願の締め切りを考慮して、いつ受験するか、早めに計画を立てた方がいいです。

・TOEFL
 TOEFLはいま移行期にあり、この先はコンピューターテストで受験するようになるそうです。そうすると受験手続きや対策も変わっていくでしょうから、最新情報はTOEFLのウェブサイトで確認してください。私の経験からいうと、TOEFLは勉強すればするほど点が上がります。特に、文法のセクションは勉強あるのみです。参考書や問題集はたくさん出版されています。必要な点数は大学院ごとに異なりますが、550〜620点くらいです。また、合計点数だけでなく、セクションごとの点数がすべて何点以上、という要求をしているところもあります。英語力でなくTOEFL力のテストと考えて、割りきって勉強に励むほうがいいと思われます。

・GRE
 GREには、General Test と Subject Test の2つがあります。前者は Verbal, Quantitative, Analytical の3教科からなり、一般的な能力を測ります。後者はそれぞれの専攻分野ごとのテストで、10数科目が用意されています。自分の受験する大学院が何を要求しているかを調べて受験します。私の場合、志望した大学院のどこも Subject Test を要求していなかったので、General Test のみを受験しました。
 GREの General Test も現在移行期にあり、ペーパーテストとコンピューターテストのどちらでも受けられます。ペーパーテストが年に数回しか開催されないのに対して、コンピューターテストはほぼ毎日のように開催されているので、自分の都合のいい日に受験できます。ただし、受験料が高い($120)ことと、前回の受験から一ヶ月経たないと受験できない決まりのため、そう何度も何度も受けるわけにはいきません。また、GREの点数は、過去5年間の成績すべてが大学院に送られるので、何度も受けて、いいものだけを提出するというわけにはいきません(ただ、大学院の側で、一番いい成績のみで評価するという方針をもっている可能性はあります)。とりあえず、一回勝負のつもりで受けたほうがいいでしょう。
 コンピューターテスト受験の申し込みは電話でできます。99年1月現在の受験会場は札幌・仙台・東京・大阪・広島・福岡・沖縄です。受験申し込みの詳しいことは、無料で配布されているBulletinを参照してください。BulletinのPDF版は、GREのウェブサイトからダウンロードできます。

 TOEFLと違って、GREの参考書・問題集は日本ではほとんど出版されていないので、私は輸入モノを使いました。Princeton Review の "Cracking the GRE CAT" という本は、コンピューターテストに絞った攻略本で、実践的な傾向と対策がたくさん載っていて、重宝しました(原価 $29.95)。また、2回分の模擬テストの入ったCD‐ROMが付録についていて、自分のパソコンにインストールして本番さながらの模擬試験をすることができます。バグの多いプログラムでしたが、コンピューターテストに慣れることができたので、よかったです。
 問題集は、EST自体がホンモノの過去問集を出しているので、それ以外を選ぶ理由はないでしょう。コンピューターテスト用のフロッピーディスク版($40)も出ていますが、私は本の方にしました。本の方は、7回分のテストを収録した"Book No.9"($15)と、27回分もの過去問を載せた"The BIG BOOK"($30)がありますが、私は前者を選びました。問題数も私には十分でした。
 Verbal セクションは、日本人にはもっとも難関でしょう。なんといっても、大学院を受けるようなアメリカ人にとって難しいような「国語」なわけですから、われわれに難しいのは当然です。単語も極めて難解で、しかも、反意語問題などは文脈で推察するわけにいかないので、全くの暗記勝負です。私は、前述の"Cracking the GRE CAT"に載っていた300語ほどの「頻出単語」を全部暗記しましたが、本番で驚くほど出題されました。大学院の側では留学生にこのセクションの高得点は期待せず、TOEFLの点で評価してくれるという話しもありますが、逆に、韓国・中国あたりからの受験者と比較されたときに、このセクションが重要になるという話しもあります。高得点をとっておくにこしたことはないでしょう。
 Quantitative セクションは、日本人には簡単です。中学校程度と、わずかの高校レベルの数学です。何かの間違いか冗談かと思うほど簡単な問題まで出ます。ただ、ひっかけ問題にかからないために過去問をたくさん解いておくことと、数学用語を英語で知っておくことは必要です(二等辺三角形・斜辺・対角線・素数・逆数などを英語で何と言うか知ってますか?)。
 Analytical セクションは、論理的思考力が試されます。私の場合、「時間さえあれば解けるのに!」という、イライラするところでした。スピードを上げるためには、やはり過去問で練習するしかないでしょうか。

 ここまで書いたので、せっかくだから点数をバラしちゃいます(笑)。TOEFLは620、GREは、V:390、Q:800、A:670、でした。


■必要書類をそろえる!■

 出願に必要な書類はたくさんあります。これをそろえるのにはかなり労力が要りました。まあ、13校も受験したせいですが。

・アプリケーションフォーム
 取りよせ方は前述の通りです。自分に関するさまざまな情報を書きこみます。マークシートの場合もあります。

・推薦状
 普通、2〜3通必要になり、学部時代の指導教授などに頼みます。普通は指定の用紙があるので、そこに自分で必要事項を書きこんだあとで、推薦者に渡します。推薦者はその用紙に記入したあと、その余白または別紙に推薦文を書きます。送り方は、(1)推薦者から直接大学院に送る場合と、(2)推薦者が封をした推薦状を受験者に返し、受験者がその他の書類と一緒にまとめて送る場合の、2通りがあります。どちらの方法をとるかは、大学院の側が指定しています。

・成績表
 卒業した大学に、英文の成績証明書の作成を依頼します。出身大学から直接送るように指定している大学院と、受験者が他の書類とまとめて送るように指定している大学院とがあります。また、日本語のものも一緒に送る場合もあります。

・エッセー
 志望動機や将来計画を書きます。書式や枚数は学校ごとに異なります。非常に重視されるそうです。私の場合、自分の成績などから考えて、正攻法で行くよりは奇をてらったほうがいいと思い、「こいつはユニークな人物だ」と印象付けることを狙って書きました(それが成功したのかどうかは分かりませんが…)。また、アカデミック系の課程に出願する人は、自分は学者になりたいんだ、学問に情熱を持ってるんだ、ということを強くアピールすべきだと思います。というのは、学術的研究に関心のない人が間違ってアカデミック系課程に志願してくることはけっこうあるようで、大学院の側ではそういう人を振るい落とすためにエッセーをチェックするようなのです。

・TOEFL/GREの成績
 これは、ETSの方から直接大学院に送られます。受験したときに、結果を送付する大学院をいくつか指定できますが、それ以降に点数の送付を希望するときは追加料金が必要になります。1校ごとに、TOEFLは$11、GREは$13かかります。

・財政証明書
 アメリカで大学院生としてやっていけるだけの経済力があることを証明することが必要になります。これは、合格後でいい大学と、出願時にしなければならない大学とがあります。普通は指定の用紙がありますので、そこに、銀行に発行してもらう残高証明書(英文)を添付します。

・受験料
 受験料は、私が受験した中でもっとも高かったのがテキサス大学の$75、安かったのはフロリダ大学の$20で、非常に差があります。クレジットカードで払えるところもありますが、そうでないところは普通「Check」か「Money Order」で払うように指定しています。多くのところでは郵便局で作れる「International Postal Money Order」でいいようで、これは手数料も安い(500円)です。郵便局に行って海外送金したいというと、「国際送金請求書兼告知書」という用紙をくれるので、記入して、身分証明書(運転免許でいい)を添えて出します。そのとき、一番下の「取扱指定」という欄で、「証書交付」にチェックしておきます。こうすると、住所宛て送金や口座宛て送金でなく、為替証書を発行してくれるので、それを自分で送ることになります。
 なかには、郵便局のものではダメというところもあります。私が受けた中で、フロリダ大学は、"Foreign postal money orders are not accepted."としていたので、私がそのころ口座を持っていたシティバンクで「海外送金小切手」を発行してもらいました。手数料は2810円でした。  


■出願する!■

 WWWを使ったオンラインアプリケーションのできる大学も多いですが、そうでないところは郵便で送ることになります。アメリカ向けエアメールは6日くらいで届くようですが、12月はグリーティングカードで郵便が混むので遅くなるそうです。早く出願したほうが合格しやすいとの噂があります。真偽の程はわかりませんが。
 「EMS」というので送ると、高い(米国宛ては300gまで1200円)かわりに、速く(3日程度)、配達まで記録扱いになるので、安心です。ただし、先に申し込みが必要なので、すぐに使うことはできません。郵便の制度・料金については、郵便局のウェブサイトが便利です。

 アメリカの大学院の入試・選考の過程は、普通、学問分野ごとの"Department"と、大学全体(もしくは大学院)の入試担当係(普通は"Office of Admissions"などと呼ばれる)が協同して行いますが、その両者の連絡がうまく取れていないことがよくあり、受験者には非常に迷惑で、余計な労力がかかります。例えば、WWWで出願方法を調べていると、書類の送り先の住所が、書いてる所ごとに食い違ったりしていることがあります。また、"Department"と"Office of Admissions"が、それぞれ異なる推薦状の用紙を準備していたところもありました。ですから、書類を取り寄せるときも出願のときも、両者の指示を注意して照らし合わせてください。


■結果を待つ&行き先を選ぶ!■

 私が出願した大学院とその結果・結果の届いた日付は以下の通りです。

・Harvard University, Department of Government [不合格--4/1]
・Cornell University, Department of Government [不合格--4/6]
・University of Minnesota at Twin Cities, Department of Political Science [不合格--3/19]
・University of Illinois at Urbana-Champaign, Department of Political Science [不合格--4/8]
・University of Virginia, Woodrow Wilson Department of Government and Foreign Affairs [不合格--3/5]
・University of Texas at Austin, Department of Government [合格--3/19]
・University of Florida, Department of Political Science [合格--2/25]
・The University of Iowa, Department of Political Science [不合格--2/4]
・Michigan State University, Department of Political Science [合格--4/6]
・University of Notre Dame, Department of Government and International Studies [不合格--4/1]
・University of South Carolina, Department of Political Science [合格--6/5]
・University of Delaware, Department of Political Science [合格--3/12]
・Georgia State University, Department of Political Science [合格--6/5]

 最も早く届いたアイオワ大学の不合格通知は2月4日に届きました。その手紙の消印は1月28日で、書面の日付は1月20日だったのですが、面白いことに、アイオワの出願の締め切りは2月1日だったのです。これは、締め切り前に選考が始まっているということであり、「早く出す方が有利」という噂の傍証なのかもしれません。

 合格した大学には、入学するかどうかを連絡しなければなりませんが、その締め切りはどこも4月15日でした。たぶん協定か何かがあるのでしょう。
 郵便で4月15日までに届くように送るとなると、遅くとも1週間前には投函しなければなりませんが、困ったことに、4月に入っても通知してこないところがありました。(サウスカロライナとジョージアステートについては、出願締め切り自体が遅かったので例外です。)そこで、コーネル・イリノイ・ミシガンステートの3校に、Eメールで問い合わせをしました。すると、コーネルからは、「3月前半に不合格通知を送った」との返事がきました。郵便事故が起きていたのでしょうか。また、イリノイは単に不合格であると返事してきました。
 ミシガンステートからは、「推薦状が一通届いていないので判定できていない」との返事がきて、大いに焦りました。しかし、その数日後にはその推薦状なしで判定してくれて、合格に決めたとのメールをもらいました。嬉しいですが、そんないい加減なことでいいのでしょうか?(笑)

 その時点までに合格していた4校から行く先を選ぶことになりました。ミシガンステートとデラウェアはアシスタントシップに採用してくれたので、アシスタントの仕事をしなければならない代わりに、お金の心配が要りません。テキサス・フロリダは私費になるので、年に2万ドルほどかかるようでした。それから、前述の US NEWS誌の政治学PhDコースのランキングでは、ミシガンステートが22位、テキサスが25位、フロリダが47位、デラウェアはランク外(50位以下)でした。さらに、教授陣・カリキュラム・図書館・生活環境などを調べて比較検討した結果、ミシガンステートに行くことにしました。できれば暖かいところに行きたかったのですが、奨学金の魅力がなによりの決め手でした。

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