![]() | [トップページに戻る] |
|
このページでは、20〜21歳のときに大学を1年間休学してオセアニア・アジアを1人で旅したときの記録を載せています。 この旅に出る前、私は文明社会のあり方や自分の生きる道などについて非常に深く悩んでいました。『パパラギ』(エーリッヒ・ショイルマン)などの本から南太平洋の島国に興味を持ち、また、私淑していた社会学の教授に自分の考えていることを話したらぜひインドに行くべきだと勧められ、そして南太平洋に行ってからインドに行くならば、せっかくだからシルクロードを通っていこうと考え、上の地図に示した旅の経路が決まりました。 出発前に肉体労働のバイトで稼いだ金を旅費に充てましたが、約9ヶ月間の旅にかかった総額は、飛行機代・バス代・宿代・食費など全て込みで60万円ほどでした。同じ期間を日本で生活するのにかかるお金よりも安い額で、これだけ多くの国を見ることができ、とても有意義だったと思います。 途上国の一人旅は、国や場所にもよりますが、簡単ではありません。「なんとかなるさ」「行ってしまえばどうにかなるだろ」と言って片付けられる程度のものではなく、けっこうな危険が伴います。実際、私はこの旅のなかで大きな困難に幾度もぶつかり、あと少し能力か運が足りなかったら大変な事態になっただろうというようなこともありました。それらの出来事から、「なんとかなる」という考えは甘いと感じました。 「なんとかなるさ」と言ってしまいたくなることはよくあります。しかし、そう言ってしまうとき、迫ってくる困難に対して人は受身・成り行きまかせになってしまい、自分の才覚と努力によってそれに立ち向かうという姿勢が薄れてしまうように思います。大事なのは「なる」「ならない」でなく、「する」ことです。越えたいハードルが高いなら、それを跳べるように努力する、その過程こそが面白く、重要なのであり、軽々しく「跳べば跳べる」などと言う態度は成長に結びつかないでしょう。 一人旅に出ると、自分の持っているものだけで全てを解決しなければならなくなります。この旅の過程で、私は全力で危険や困難と戦い、多くのことを学んで、そして無事に帰ってきました。そのことが大きな自信になりました。この旅から帰って以降の自分は、この旅から得たものに大変助けられました。30代になって思い返しても、20〜21歳当時の、最高に青臭かった自分が、重いバックパックを背負って毎日全力で見て・聞いて・考えて・歩いた日々は本当に充実していたし、その後の人生をも豊かにしてくれているように思います。 |
| > 旅行記本文へ | |
| ・・・内部の目次↓ | |
| > 旅行の技術 | |
| ・・・バックパッキング旅行のノウハウについて。準備・持ち物から危険回避の方法まで。 | |